温かい鍋料理
寒い夜道を帰ってきて温かい鍋料理が待っていると、ホッとする気持ちになりますね。
冬の定番“鍋”ですが、実は栄養面からみても大変優れています。
鍋によく入れる野菜として、春菊、みつば、にら、葱、白菜、キノコ類、そして大根やゴボウなどありますが、これらに野菜は抗酸化作用が強く、癌や動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きがあります。
また春菊や白菜には摂取した脂肪の吸収を抑える役目もありますし、また椎茸やシメジといったキノコ類には食物繊維が多く含まれ、さらに免疫力を高める働きが期待できます。 また鍋の主役になることが多い肉や魚介類には、脂肪の燃焼に必要な筋肉を作る栄養素であるタンパク質が豊富に含まれています。
脂肪が食べたエネルギーの6%しか体温上昇のためには使われず、残りは栄養分として身体に蓄えられてしまうのに比べ、たんぱく質は摂取エネルギーの30%を体温上昇に使うので体脂肪になりにくく、代謝を促進し、太りにくい身体作りを手伝います。(肉、魚介類は適量を!) お腹いっぱい食べたと思っても、野菜たっぷりな分とっても低カロリーでダイエットにもOKです。
ひとり鍋もいいけれど、大勢でワイワイ囲む鍋もまた、心も元気になるうれしい健康食だといえますね。