梅雨どきはご用心!
今回はこの時季発生しやすい「食中毒」についてです。
食中毒とは、微生物、自然毒、化学物質などが含まれた飲食物を食べることによって起こる、
腹痛や下痢、嘔吐などの中毒症のことです。食中毒の70%以上は細菌に起因するとされています。
細菌性食中毒は、食品の中で増殖した細菌を経口摂取することで起こるため、細菌が増殖しやすい
梅雨から夏にかけて発生することが多い食中毒です。
特に家庭とかかわりの深い細菌性食中毒を予防するための基本原則、細菌を「付けない」
「増やさない」「殺す」の3つのポイントを確認してみましょう。
★細菌を「付けない」
食中毒の原因となる最近の多くは、肉や魚、野菜などの食材に付着していることが多く、それらは
人の手や調理器具から他の食品に付着します。このため、食品を取り扱う前には必ず手洗いと
調理器具の洗浄を忘れずに。
★細菌を「増やさない」
食品に細菌が付着しても、食中毒を起こすまで菌の数が増えなければ、発症には至りません。
菌は室温では時間の経過とともに増殖するので、調理後はすぐに食べることが重要です。
また最近は通常10度以下では増殖しにくくなるため、すぐに食べないときは冷蔵庫などで
保管しましょう。
★細菌を「殺す」
食中毒を起こす細菌は、大抵熱に弱いため、食品に付着したとしても加熱をすれば死滅します。
加熱不十分に注意をします。肉や魚などは中心部を75度以上で1分間を目安にすると良いでしょう。
体調を崩すことなく、この夏を乗り切れるといいですね!