腰痛
症例
2013.10.11 40歳男性 腰痛で来院
ジムでトレーニング中、ギクッとした激痛を腰に感じ立ち上がることが苦難になったので、ジムから直接来院しました。
前かがみの状態から重りを持って体を起こそうとしたところ受傷しました。激しい痛みで歩くのもやっとの様子、特に座った状態からの動作の移行時に息の詰まるような痛みを訴えています。
普段はデスクワークで、運動といえば週3回のジムワークで特にウエイトトレーニングが主で、かなりのヘビーウエイトを扱っていたようです。
施術例
まずは可動域の検査です。後屈は制限はあるものの痛みは少ないようですが、前屈は頭を下げることすらできない状態です。腰椎下部(骨盤と背骨の付け根)にかなりの運動制限があり、熱発も激しい状態です。
腹部の筋肉群(大腰筋など)の緊張が激しいので、うつ伏せにすると悪化してしまいますから、特殊なベットを使い各関節に負担のかからないように、四つ這いに近い状態で患部を十分に冷却をします。その時に一定の水圧をかけながら腰部の関節に潤滑圧をかけ、冷却後ローラー型の治具を使用し患部を整えます。
痛みはまだ残るものの可動域は広がり立ち上がれば無理なく歩けるようになりましたので、1日目は冷却と長時間の座位は避けるように指示して終わりました。
翌日は、起床時に痛みが強かったものの歩き出せば痛みが引く状態なので、40分の歩行の後に来院してもらい、同様の処置後運動療法を取り入れました。
今回の症例は、ジムワークはするものの、毎日長時間のデスクワーク、通勤は車など、腰部回りに負担をかけ硬直した状態で、特に脊柱周りの微小回旋筋群(背骨を支えている小さな筋肉)の脱水性の筋疲労のように思われます。
患者さんの声
10日ほどたって、いまは痛みもなくジムワークも復活して、1日30分以上のウォーキングも取り入れ始めました。
こんなうれしい一言をもらいました。